2013年9月5日木曜日

【担当交代時の注意】2012年11月18日

MRの担当施設が交代するとき、医師は現任者からの紹介をうけて、新任MRから名刺を受け取ることが多くあります。たいていの製薬企業では、氏名の上に「医薬情報担当者」と記載されているのですが、肩書きについて密かに悩むことがあります。

〜領域担当チーム、課長補佐、〜マネージャーといったMRの肩書きは、医師の職位とは異なりすぎて、どの社内ランクに位置するなのかはイメージしにくい。
これが科長、〜科部長、診療部長、副院長なら、すぐに分かるのですが。

とくに新任となるMRの状況、です。

(1)ワカモノMRから新人MRに引き継ぎという場合は、分かりやすい。
そうか、うちの施設は若手MRの登竜門なんだね、と温かい手を差しのべれば?良いからです。
初心者=研修医と同じだと思い、適切にアドバイスして、はやくダメな点を修正してもらったほうが、医師にとって成長メリットが大きいかもしれません。

(2)外見的に経験年数が同程度と推察される場合は、少し複雑です。
交代時に、現任者から「彼はこれまで他県で勤務しており、私の〜年後輩です」と説明されれば、かなり助かる。
ところが、あまり詳しい紹介がないまま、新任MRが名刺渡しと挨拶だけで帰ってしまうと、次からの面談時にどうしようかと悩むことになります。
今回の交代で、担当者のMRスキルが上がるのか・下がるのか、各社は何となく秘密にしているように見えるからです。
社内事情がどうあれ、MRの水準が分からないままだと、質問する側としては、いかにも不便です。

「次の担当者は、私よりも優秀で・・・」という謙遜型引き継ぎパターンもありますが、客観的データ(営業成績?)に基づく正しい説明ではありません。
外見と経験年数だけではMRの能力は推定しにくく、ここに社内ランクも補足して名刺に記載してもらえれば、と管理人はいつも思うのです。

ミシュランのように星印の数、くらいでも最初は良いでしょう。
現任者は★3つ、引き継いだMRは★2.5などの目安があれば、この差についてMRに理由を聞いてみたくなりますね(こっそりと愚痴も出そうです)。
いずれ★が増えたら、それを褒めてみたくなりますし。

(3)ベテランMRからの、急速な若返り。
あれれ、これまで色んな場面で助けてもらったのに、こんな頼りないワカモノに代わって大丈夫かな?という状況です。
大手製薬企業が新卒採用を強化したため、医療現場には30歳以下、経験年数5年目くらいのワカモノMRが増加しています。
営業チームの刷新&エリア・マネージメントの向上とかで、中高年から若手に引き継ぐ場合、きちんと説明しないと社内ランクがいきなり下がった、と捉えられやすい。
いや、ワカモノMRにもぐいぐい伸びる可能性があるんだ、と証明していくためには、★1つから地道に増やしていく努力が欠かせません。
「たしかに★はまだ少ないのですが、こういった専門研修を通じて勉強しています」と、努力をアピールすることになるでしょう。

(4)ワカモノMRからの、急速なベテラン化
新しい社内人事でも発生したか、今後の出世が難しい事態でも起きたのか、じつは自らの希望で現場一筋のMRなのか。
数少ないパターンかもしれませんが、対面する医師としては少々、気になる事態です。
でも、★2つからベテランMRが★4つに増えていたら、これは応対しやすいという好評を博するかもしれませんね。

もちろん、★を名刺に記載しておけば相手が便利というのは例え話ですし、MRという職業の本質はもっと深い点にあります。

問題点は、担当交代時に、これまでのMRスキルが上がるのか、下がるのか、変わらないのかを公平に表現する形がないということです。
きちんと表現されていないと、医師は外見や経験年数、ざっくりとしたプロフィールで新任MRの能力を推し量ることになり、ムダが多くなるのです。
「この先生、俺のことを理解してないなあ・・・」とMRが感じた場合、まずは引き継ぎ時に不足が発生していなかったか、いまいちど考えてみましょう。
礼儀正しく名刺を渡せば、それでMRの引き継ぎはOK・・・ではありませんからね。

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