2013年9月5日木曜日

【紙資料の山】2012年12月15日

夜遅く、医局に戻ると、机の上にはMRからの紙資料。封筒の中は、製品の基本データを抜粋したパンフレットや、関連学会の特集記事、講演会・研究会の案内状などがクリアファイルに納められている。
MRの名刺の横に添えられた紙箱を開けると、可愛らしい販促グッズが入っていたり。

「そういえば、MR訪問の時刻を過ぎてるな」と思う医師は、とりあえず資料を確認してから、机の端に積み上げて帰宅。

翌日も、医局前で朝駆けMRから紙資料を受け取り、机の上に置いてから外来へ。
昼休み、外来近くで待っていたMRから再び紙資料を受け取り、医局へ戻りながら談笑、やはり机の上に置いてから食堂へ。
夕方、病棟から戻ってくると、各社MRが集合しており、たくさんの紙資料を受け取る。

むむ、1日でどれだけ増えるんだ、と思いながら、机に積み上げた紙資料をにらみつける。
面白そうな記事だし、どこかで読む時間を探さないとなあ、とため息をつく。

ピピピと院内PHSが鳴り、「Aさん、検査後に具合が悪くなったの?!」と、Drコールに慌てて医局から病棟へ走る。
患者の処置を終えて一段落し、疲れた足取りで医局へ戻ると、また机の上にMRから紙資料が増えている。

こうして、机には「MRによる、Drのための、MRの紙資料の山」が構築されていく・・・。

管理人が市中病院&大学病院で勤務しているとき、この”紙資料の山”育成サイクルが意志に関係なく、ひたすら繰り返されていました。
たしかに各社とも興味深い内容なので、移動中にじっくり読むこともあるのですが、院内で多忙なときは後回しになりやすい。

数分のディテール中、担当MRから手早く渡されると、とりあえず受け取っておく習性もついています。
「こんなものいらない!」と、MRに突き返す医師は、現場ではあまりいないはずです。

中には、MRが帰ったらそのままゴミ箱に捨てる医師もいますが、全国で育成される紙資料の山は、1週間分を合計したらスカイツリーぐらいの高さになるのではないでしょうか?

転勤時に医師が悩むのは、受け取った紙資料が多すぎて、荷物が増えることです。

未開封の封筒ごと捨てるにも数が多く、中には珍しいボールペン(製品名入り)が添えられていることもあって、安易にゴミ箱行きにはできない状況です。
燃えるゴミとその他を分別するのも大変ですし、管理人のように紙資料をスキャンしてPDFで保管する医師は少数派。
ホチキス針を外して行うスキャン作業も、かなりの手間と時間を要しますし、全てを毎日ファイリングする医師を除いて、何とか改善できないものでしょうか?

ITを生かしたアイデアでは、MRからの紙媒体を全廃止して、クラウド型の受け取りシステムにするというのがあります。
管理人もメールにPDF添付で資料を受け取らせてもらったりしますが、このクラウド型のMR資料受け取りが実現すれば、整理を含めてかなり便利になるはずです。
また、紙資料の山から下の封筒をひっぱりだそうとして、派手に崩れる悲劇も回避できます。

理想としては、MRの資料を整理しておいてくれる専用秘書がいればありがたいのですが、院内のVIP待遇でもない限り、実現は難しい。
個々で地道に整理する道を選ぶか、そのまま積んでいく道を選ぶことになります。

でも、『MRからの資料を代行して受け取り、リアルタイムで整理整頓&自炊して、いつでも医師が検索・閲覧できるサービス』があれば、結構な需要が呼び起こせるように思えます。
医師目線で見ればとても助かるサービスですから、付加価値を生み出せば、有料サービスになるはずですね。

MRも、机の上に紙資料の山を発見したら、積み上がるのに任せず、医師に事情を尋ねてみましょう。

「もう、整理する暇がなくて・・・」と医師から言われたら、山から自社資料を引っ張り出して、MR目線で優先順位を付け直す。
この順番で確認してください、とMRから明確に言われたら、受け取る側にとって救いの手になるでしょう。

個人で製品資材は作成できないルールですから、会社資材の切り貼りもNGだと思いますが、MRの立場で山の一部から復活させる方法はあるはず。

皆さんも紙資料の山を傍観せずに、自分の知恵を生かしてみてはいかがでしょうか?

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