2013年9月12日木曜日

【医薬品情報のコンシェルジュ】 2013年7月29日

専門科や経験年数に関わらず、全国の医師には多くの医薬品関連情報が届けられています。

電子メール、医療系会員制サイト、担当MRが配布する各種資料、医療系雑誌、学会誌など、毎日のように目撃する文字数は相当量になります。
さらには動画配信の多様化で、医師は文章だけでなく映像によっても、製薬企業から(バイアス込みの)情報を受け取る状況です。

もちろん、宣伝色が濃く商業的な製品情報を遮断する医師もいると思いますが、大多数は何らかの医薬品情報を受け取ることを許容しているはずです。
そうでなければ、専用サイトでの登録医師数が10〜20万人という大規模にはなりえないでしょう。

近年では、医師向け講演会でさえWebでライブ配信されているわけですし、低コスト化もふまえてマルチチャンネルの医薬品情報は増え続けるはずです。

となると、利用者側の医師として困るのは、「すべての情報を一人では閲覧しきれない」という現実です。

平日は、診療や研究、学生指導などで多忙である上、医師会や地域連携などの診療外活動もある。
休日は家庭のことで時間が足りなくなり、学会準備や論文作成など、膨大な時間を要する長期タスクも抱えています。

ふと気がつくと、医薬品関連のメールが未開封のまま数十通もたまっていて、確認する余裕もないという結果に・・・。

そこで私が思うのは「医師個人の希望に合わせて、これらのマルチチャンネル情報を取捨選択するサービス」が必要なのでは?ということです。
海外医学雑誌のメールマガジンには、要点だけを配信するものもありますが、こうした英語文献を含めた情報を、医師個人の状況に合わせて取捨選択できる人材が必要になっていくと思っています。

私は透析専門医ですが、商業ベースから医学ベースまで、日々接する医薬品情報は、サイズも質もまちまちです。
診療にあたっている以上、いつも原著を読み込んでPubMedを検索しているわけにはいかず、断片的な情報を集めて、直近の必要度を考えることになります。

これらを事前に絞り込んでくれる秘書、またはおすすめを教えてくれるコンシェルジュが重要になるのでは?と予想せざるをえないのです。
この場合、自社から販促使命を受けている現役MRではなく、中立的な方針を持てるMR経験者のほうが適任です。

MRを辞めたままの人材や、薬剤師に転向した人材は多いわけで、新たなコンシェルジュに育成できる可能性は高い(70%程度)と考えています。
マネタイズをどのようにするか、資金力のある製薬企業との透明性をどのように保つかなど課題は多いものの、そろそろ本気で取り組む時期かもしれません。

情報過多に辟易している医師が、本当に欲しい医薬品情報を選び抜くサービス。
ヘルスケア関連では、次のビジネスチャンスがあるように思います

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