2013年9月14日土曜日

【遅い昼食とパワーランチ】 2013年9月13日

昼の製品説明会を聞いているとき、医師や薬剤師は提供された上質な弁当を食べつつ、内心で喜んでいることが多いものです。

慌ただしい午前業務が終わった安堵感もあり、院内では普段ありつけないリッチな料理&味を求めて、昼休み中の説明会に足を運ぶ人は多い。
しかも、タダです。
管理人も、昔はそのような医師の一人でした。
会議室の机に折り詰め弁当とペットボトル、製品資材が入った封筒がずらりと並ぶ光景は、毎日のように各地の医療機関で見られるわけです。
医療費の一部で食べている罪悪感どうこうよりも、空腹を満たす面前の料理に目がくらむというわけですね。

さて、昼の説明会に参加した医療関係者は遅くとも13時過ぎにはお弁当を消費できるわけですが、MRが一緒に食べているのは見たことがない。

医師たちがむしゃむしゃ食べている間、MRはプレゼンテーションを行っているわけですから、その日の昼食は説明会後ということになります。
後片付け、医師や薬剤師への挨拶等をしてから、物品を抱えて営業車へ戻ると13時半頃。
そこからの昼食となれば、14時頃からようやく食べられるというのが、MRでは多い様子です。
(各製薬企業のウェブサイトで、”MRの1日”といった紹介コンテンツを読んでも同様)

14時の昼食は、他のビジネス界でもあまり見かけないような、かなり遅い2食目ということになります。

MRは朝早くから医局や卸(特約店)を挨拶回りし、営業所に戻れれば内勤、昼も施設訪問や説明会を担当しています。
すると、1食目から2食目までは、他職種よりも時間が開きやすいわけです。
会議室で美味しそうなお弁当の匂いを吸い込みつつ、空腹を我慢しながら説明会でプレゼンテーション。
その後に、遅めの昼食をとる。

緊張に加えて、食前後の血糖値は変動が大きくなりそうですし、健康に寄与する医薬品を扱う職業としては何だか矛盾しているように思えてなりません。
昼のアポイントメントがずれ込めば、さらに遅い時間での昼食となり、日によっては多忙で食べ損ねることもあるでしょう。

管理人も、午前中の外来が終わらないまま、夕方になってようやく軽い昼食にありつくという典型的な勤務医生活をしてきましたが、空腹と疲労は判断力を鈍らせる上、日々の健康管理にも支障が出てきます。
腹にチカラが入らず、頭がもうろうとした状態では、ビジネスの緊張下において、良いパフォーマンスは発揮できないわけです。

遅い昼食は次の空腹感を先延ばしにするため、夕食時間にも影響します。
接待が自粛となった現在でも、各講演会後や社内飲み会など、遅めの夕食習慣も多く残っていますから、食事の間隔は開きやすい。
かつては痩身だったのに、MRになってから太ってしまったという話を、あちこちで聞くことになるのです。
(そのため、マラソンなどを趣味にしているランナーMRが多い?

「昼は普通の時間に食事をするので、施設訪問をしていません」というMRは、医師たちと出会うチャンスを失いやすく、営業成績が伸びなくなるリスクを抱えています。
空腹をお菓子でごまかしつつ、昼休みに院内を巡回しているMRは少なくないはず。
あまり、健康的とは言えないかもしれません。

本来は、パワーランチのごとく、同じ時間にMRと医師が着席しながら食事をするのが理想的だと思うのです。

対面で栄養補給しながら、しっかりと話し込む時間が確保できますし、食事マナーや振る舞いから、MRの素養を探るきっかけにもなります。
ところが、おもてなし精神が強い昼の説明会では、食後に眠くなった医師たちの前で、空腹のMRが懸命にプレゼンテーションをする構図になっています。

このような状況を早く変えるには、「MRにも、昼に食事をさせてほしい!面談も出来るような、パワーランチの制度を整備して!」と社内で訴えることが必要かもしれません。

MRが健康を維持しつつ毎日活躍するためにも、新しい仕掛けをつくって、昼食時間を早めていくことが良いのではないでしょうか?

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