2013年9月5日木曜日

【新人MRの来院】2012年8月28日

2012年春入社の新人MRが、数ヶ月間の導入研修を終えて、各営業所に配属されはじめたようです。

OJTでは先輩MRに同行して、医療機関・調剤薬局・卸(特約店)などの実際を学び、いよいよ本格的なMR活動の開始。
上司からエリアで担当施設を割り振られ、前任者から業務の引き継ぎを受けて・・・と、お金をもらって働く新社会人の緊張感が生まれてきますね。

ところで、自分の担当者が新人MRに交代する場合、その医師(薬剤師)は何を感じるでしょうか?

管理人も経験していますが、事例によっては中年MRから突然の「若返り」が発生するわけですから、同じ製薬企業のMRであっても、知識・経験に大きな差があることはすぐに分かります。
前任者がベテランならではの素晴らしい活動を続けてきたMRであれば、当然のように残念です。
ただし、医師にはMRを指名する権限が与えられていませんから、最初は我慢しての様子見となります。

現在の新人MRは大学卒で22歳、薬学部や大学院卒で24歳前後。
新人医師が24歳以降ですから、この年代同士をマッチさせるのであれば、相互の違和感は少ないはず。
ともに社会人経験が少ない上、業界の常識に染まりきっていませんから、まだ柔軟に知り合える可能性があるのです。

しかしながら新人MRは最初の担当施設として、開業医(GP)を割り当てられることが多い。
病院(HP)担当になるには、他科を含めた医療常識に乏しく、院内の人間関係も複雑であることから、まずはGPで現場慣れさせていく。
(企業によっては、当初から病院担当MRで採用していることもあります)
いきなりたくさんのGP担当に・・・という場合も聞きます。

ご存じのように、日本のGPは多くが40歳〜70歳の中高年世代です。
地域の名士や世襲の名門一族であったり、独立開業した元・勤務医だったりと、実はGPという用語で医師をひとくくりにはできないのですが、製薬企業はそこまで深く考えて新人MRを配置しません。

結果として、20歳代なかばの新人MRが、臨床歴40年超のベテランGPを最初に担当するという状況が発生します。
かつてはGPも右肩上がりの収益を得る時代で、新人MRを茶飲み話と一緒に育ててあげるという、おおらかな風潮もありました。

けれども現在、往診や医師会行事、医院経営に追われるGPには、「ものごとを知らない」新人MRを、現場で育ててあげられる余裕が少なくなっています。
日々、たくさんの患者を診療していかないと黒字にならない医院であれば、MRに出会っている時間でさえ惜しい。
気合いの入った多忙中に、慣れない新人MRが来院するわけですから、それなりの心構えは必要でしょう。
MR個人が悪いわけではなく、日本のGPは施設間競争が激しくなっている、と考えるべきですね。

新人MRが、最初の担当GPで注意すべき点です。

(1)新入社員であることは、最初に自己紹介しておく。
意外と無頓着なGPでは、新人MRだと認識されないこともあり、後々のトラブルにつながりやすいので。

(2)挨拶は、はっきりと大きな声で。
最初は苦手だと思いますが、多くのMRが来院する場合、声質で記憶への残り方が変わってきます。男女とも少し低めのトーンのほうが、院内で浮いた雰囲気になりにくい。高齢者が多い空間だからです。

(3)できれば、メールアドレスか電話番号を教えてもらう。
詳細は9月のMonthlyミクス連載に書きましたが、診療時間外にも情報交換できるチャンスを確保したほうが良いと思います。

(4)待ち時間中に、退屈な表情を見せない。
内心と本音を態度で区別するのが、社会人です。色々なストレスがかかり、営業所内でも気持ちは落ち着かないでしょうが、営業先で感情の揺らぎを見せてはいけません。ワカモノであっても、相手の信用を失います。

(5)先輩MR(前任者)の良かった点を聞く
仮に愚痴られても上手に聞き流して、前任者が上手に応対できていた言動を聞き出します。新人MRはスキルも知識も劣るわけで、成功している方法を真似しながら覚えるべきですね。

新人MRが担当になっても、数ヶ月の間に成長過程を見せることができれば、個人経営のGPから信頼を得やすくなります。
むやみにお願いしないことも必要ですから、当FBページの過去記事もご参考にして、ぐぐっと変わる新人MRを目指してください。

医療の発展には、良き行いのMRが必要です。
若さは将来性でもあるのですから。

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