2014年2月6日木曜日

【匂いに関するマナー】2014年2月3日

医療機関は昼夜を問わず、さまざまな匂い(または臭い)がする場所です。
玄関から入ってすぐに分かる独特の匂いは消毒剤かもしれませんし、病室で分かるのは入院患者さんの体臭かもしれません。

多数の職員が閉じた空間内で働き、病気で治療を受けている患者さんが療養する場所ですから、強力な脱臭機を備えていたとしても、完全な無臭にはならない。
高度な医療を実践する大病院の集中治療室でも、ある種の独特な匂いがします。

管理人も各病院で、院内に入ってから気がつくあの独特の匂いで「今日も出勤した」と、鼻で実感してきました。
風邪が流行する季節にマスクを着用していても、周囲を漂う院内の匂いから、完全に逃れることはできません。

一方で、MR研修が実施される社内会議室やホテル宴会場などに行くと、また違う匂いに気がつきます。

文字通り”人間臭い”のではなく、もっと人工的に主張する香りが多いのです。
毎日のように入浴して、きちんと身だしなみを整えていれば、体臭で他人に不快な思いをさせることはごく少ないはず。
気持ちを落ち着かせる、あるいはオシャレの一部として、積極的に香水・フレグランスを使用している人がいるのでしょう。
芳香が強い柔軟剤の流行もあり、衣服そのものに強めの匂いが付いてある場合もあります。

意図をもって身に付ける匂いについては、ビジネス上の演出効果ということで許容されることが多いと思います。

ところが、研修や内勤業務では問題にならない意図的な匂いであっても、医療機関内では浮いた存在になりえます。

医療従事者は職務マナーとして、芳香が強い香水などを避けるよう指導されているのが通常です。

匂いに対する好感度は個人差が大きく、病気で体調を崩した患者さんにとっては「オシャレな匂いも、不快な臭い」になってしまうことがあるからです。
つわりに悩む妊婦さんや、もともと匂いに敏感な患者さん、さらには化学物質に過敏症を持つ方など、遭遇する色々なケースを想定すると、勤務中は不必要な香水などを避けておいた方が無難です。

そもそも、医療行為において(アロマセラピーなどを除けば)意図的な匂いは、必須とは言えません。

MRがそれなりに気がつかれる芳香をまとい、身だしなみを整えて自信ありげに院内で待っていても「無香が好まれる場所においては、好評を得にくい」と意識しておくべきでしょう。
もちろん社内や卸であっても、他人から指摘されるような段階の芳香を用いるべきかは、よく考えておく必要があります。

さらに院内禁煙が徹底されている現在では、MRが面会時にタバコの匂いを漂わせることも、言及されないままに敬遠される理由となります。

建物内禁煙・敷地内分煙の状況では、患者さんでさえ玄関前の屋外スペースで喫煙していたり、医師も医局ベランダで喫煙していたりします。
タバコを愛好する割合は医療従事者もまだ高いようですが、国民の喫煙率が減少している現在では、1本吸っただけでも周囲から気がつかれやすい。
医局内にタバコの匂いを漂わせるMRが入ってくると、院内禁煙にそぐわない態度ということになるのです。

個人の自由とビジネスマナーは上手く両立すべきですが、MRが身にまとっている各種の匂いについては、まず当人が見直してみる必要があります。

医療従事者も含めて、最終顧客=患者さんにとって匂いで不快な思いをさせないよう気をつけることは、多少の窮屈こそあれ、大きなマイナス要素にはならないと思います。

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