2014年3月11日火曜日

【声の使い方】2014年3月10日

製薬・医療機器業界で対外的な仕事をしていれば、顧客と会話をする時間がそれなりに発生します。

朝から営業所でひたすら内勤をしており、社内の数人としか会話しない日もあるでしょう。
けれども、医療機関を巡回するMRのように、話すことが日常の重要業務であれば、自らの声についてはそれなりの注意を払うべきです。

緊張すると声がかすれる、あるいは思わず小さくなってしまうのはビジネス場面で良くあることです。

廊下や医局、外来前で大きな声を出す理由は限られますが、相手が聞き取りにくいような声量でボソボソと話をしてしまうと、重要な案件は伝わりにくくなります。
MRとしては「ほどよい声で、しっかりと相手に理解させる」ように常々、意識しなければなりません。
活発さを示すあまりにも大きな声量では、患者さんや他社MRから迷惑がられるかもしれず、かといって絞り声でヒソヒソやっていると隠すべき悪い秘密があるように見えてしまいます。

また、院内説明会や講演会の前座においても、多くの人々にとって常識的な声というのがあります。
いそぎ集合した聴衆から嫌がられず、ほどよく会場に響いて耳に入るような声(マイク越しですが)。

音量、声色、息継ぎ、ペース、台詞など、よくよく考えると声の使い方はかなりの複雑な要素から成り立っています。

歌手でも俳優でもないという場合であっても、ビジネスにおいてどのような地声を使うかについては、あくまでも自主的な態度を取りたいものです。
上司から指導されたから、または他の優秀MRがこうしている、といった受け身での声調整ではなく、どのような声を私は使いたいのか、という強い発想です。

管理人の場合は経験もあって、医師として患者さんから信頼を受けやすい口調というのがあります。

院内においては、他者から見ても傾聴や受容を分かりやすくし、あるときは元気に励ましたり一緒に笑ったりするための声。
パラメディカルの人たちと業務上の討議をするときの声。

臨床現場で働くプロフェッショナルとしては、私的な時間に使う声とは異なる声をあえて用意すべきと感じています。

この声は、院内だけでなく、MR研修においても医師っぽく、あるいは模擬患者のようにと使い分ける際にとても有用です。
瞬時に切り替える手段をもっている場合、単調なトークで聴衆を寝かせてしまうことは少なく、ここぞというときの勝負もできる。

当ページでは、これらを2013年12月23日に【表現力の向上】と題して、先に提示しました。

"居眠りが続出する製品説明会は、MRの説明内容が悪いというよりも、「大勢の聴衆を魅了する技能が身についていない」ためではないでしょうか?
社内外で講演し、初対面の人たちの前でプレゼンテーションをする管理人としては、各会場で演壇に上がる度にいつもそう思うのです。

相手を驚かせることは、自らの被記憶率を向上させ、説明内容を覚えてもらいやすくなります。
おそらく、通常の訪問時にも医師たちからの問いかけが多くなり、見事な表現力をもってMRは堂々と返答できるようになるでしょう。"

声の使い方は、その道のプロフェッショナルから指導される機会が必要だと確信しています。
それも、ただ台詞が上手いとか滑舌が良いというだけでなく、その分野においての専門性が発揮される声を使えるかどうか?

管理人はその具体的な方法として友人の俳優、中島大介氏(株式会社 太田プロダクション)とのコラボレーションを実際に企画しています。
長年、舞台やTVで厳しい実績を積んできた俳優は、その露出度に関わらず驚くべき技能を持っているものです。
中島氏とのコラボにより、管理人の仮説がどのように実現されるのか、あるいは批判をされるのかを今年は確認したいと考えています。

"廊下では静かなMRが、昼の説明会が始まった途端に豹変し、生き生きとしたプレゼンテーションを面前で始めたら、そのギャップに聴衆は驚くことでしょう。
地声でも部屋の隅々に声が響き、重要なポイントを分かりやすく説明できたなら、MRを無視して居眠りする聴衆はいなくなると思います。
そんな説明会を、管理人としてはたくさん目撃してみたい。"

表現力の向上を目指してMRが声の使い方を学び、努力することで平凡な説明会が激変し、聴衆の感情すら高揚するような瞬間。
やはり、各社で本物にしてみたいのです。

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