2014年4月20日日曜日

【2011年7〜10月前半の投稿】2014年4月20日

《後編その1》

2011年(以下も同じ)7月1日:
MR研修をしていると、各社とも「この病態になるのは何故で、転帰はどのような結果で、いかに治療すべきか?」という想像力が極端に弱いのです。社内ランクが優のMRはマシですが、医師を上回る水準ではない。
これでは、様々な疑問を瞬間的&持続的に解決していく最前線の医師と、似た知識水準で対話できるわけがありません。さほど本気を出していない医師に対して、世間話の内容を重要コールとして数えているのは、各社ともコストの無駄です。
「疑問を持つ、最善の解決策を考える」のが医師の基本ですが、いまやMRにも同じ水準の言動が求められているのだと思います。各社のMR研修担当者が、この意味を理解できていると良いのですが・・・。


7月27日:
優秀なMRが複数の医薬品を担当し、数名でグループを組んで院内に駐在する方式を空想しています。外部から医療機関を訪問するのではなく、決まった時間に院内を巡回している状態です。
院内薬剤師とは異なる職能や情報処理力を発揮すれば、医師との距離は一気に縮まるでしょうし、双方向のコミュニケーションも円滑になります。その場合、製薬企業の営業部隊が分社化されて、「各社の製品を、分野別に請け負う」ことが起きるかもしれません。


8月2日:
MR訪問に際して、事前のアポイント取得を促す一例です。
ところで、私はMR訪問をアポイント制にするだけでなく、「ポイント制」も併用すべきと考えています。たとえば、医師一人が年間に使用できるポイント総数を1000ポイントと規定しておく。これに対して、担当MRの定例訪問=3ポイント、学術からの説明=5ポイント、専門MRの訪問=10ポイントなどと決めます。そして、医師からの要望でポイントを使えるようにするのです。各社で平等に運用します。医師は手持ちポイントを有効活用しよう、無駄遣いしないようにと心がけるはず。


8月25日:
本日、100人目のいいね!を頂きました。皆様、ありがとうございます。
来月号のMonthlyミクスには、新世代MR講座の臨時寄稿が掲載されますので、そちらも是非ご覧ください。


9月1日:
Monthlyミクス2011年9月号に「新世代MR講座・特別編 大震災のあと、これから」を臨時寄稿しました。”脱・接待”で変わる現在のMR活動を、どのように洗練すべきかを提案しております。



10月8日:
最新版MR白書から。薬剤師MRは、全体としては少ないのでしょうか。6年制卒業生が誕生する、来年度からの変化に注目ですね。(下記、引用)
専攻分野別MR数では、21年度は薬剤師MRが8,054名(14.3%)で前年より473名(0.4ポイント)増加した。 薬剤師MRの占める割合は本調査開始以来減少傾向を辿ってきたが、21年度は上昇に転じた。
薬剤師MRの74.7%がMR雇用規模1,000名以上の企業に勤務しており、その傾向は毎年高まっている。女性の薬剤師MRは1,420名で、前年より107名増加した。しかし女性MRの中で薬剤師MRの占める割合は、年々減少しており21年度は20.0%で前年比0.7ポイント減少した。薬剤師M
Rの男女比は82:18であり、男性MRの13.5%、女性MRの20.0%が薬剤師資格を持っている。薬剤師MRの8.1%が修士以上であった。


http://www.mre.or.jp/whitep_guideline/pdf/hakusyo-1010-01-16.pdf



高槻くん「やよい先輩、何をそんなに急いでるんですか?3連休のアタマ、まだ土曜日ですよ。」
川悦さん「午後から新橋でセミナーがあるでしょ!ほら、ミクスとリクルートエージェントの共催セミナー。」
高槻くん「むむ、今日は10月8日でしたっけ?!月日の過ぎるのは早いなあ・・・。」
川悦さん「たまには社外セミナーで勉強してみたら?日本はMRが6万人を超えて、個人での生き残り戦略が必要なのよ。考え続けないと。」
高槻くん「最近はTwitterでも色々、業界がらみの書き込みがありますもんね。先輩と僕のアカウントは、まあまあ静かですけど。」
川悦さん「ミクスの沼田編集長、サンテ医業コンサルの田中さん、スリーロックのシュナックさんも講演されるのよ。うちの作者は、スライド間に合ったのかしらね・・・?」
高槻くん「昔から、締め切りに間に合わないらしい性格ですけど。当日の遅刻だけは勘弁してほしいですね。」
川悦さん「じゃ、行ってきます〜!夜はプランタン銀座に行っちゃおうっと。」
http://www.mixonline.jp/Express/NewsCategory/tabid/68/artctid/118/Default.aspx

10月10日:
MRが医師に製品説明をしている時間。これも医療の一部。
文献を解説したり、副作用情報について注意喚起している場面。これも医療の一部。
何らかの形で医療費が使われている行為(=MRの人件費を含む)は、すべて医療を形成する大切な要素です。
しかし、MRの生産性や対費用効果について、製薬業界ではあまり注目されていません。自社製品がバシバシ売れることのほうが、はるかにプラスの面が大きいと捉えられていたのです。「患者様のために」というお題目を掲げて、とにかく売り続ける。SOV至上主義から脱却できず、医師へ押しかけることも一向に改善されていません。
けれども、現在は「真の消費者=国民」の目線から見て、違和感のある言動が許容されなくなっています。本日公開の下記スライドのごとく、消費者庁からも疑いを持たれない、前向きなスキルアップが望まれます。


10月11日:
例題1:63歳 男性(架空症例)
下記の処方箋から推定される患者の病態・治療状況を、これまでのMR経験にもとづき述べなさい。
カルブロック(8)1T分1朝食後
オルメテック(20)1T分1夕食後
レバミピド【ムコスタのGE】(100)3T分3毎食後
ガスモチン(5)3T分3毎食後
パリエット(10)1T分1就寝前
ボグリボースOD【ベイスンODのGE】(0.3)3T分3毎食直前
ジャヌビア(25)1T分1朝食後 以上、30日分
モーラステープ 3袋 1日1回 両膝に貼付
→ さて、どのような治療経過&検査結果が思い浮かぶでしょうか?


10月12日:
10月27日(木)14時から、第2回カンファレンスが開催されます。
医師がMR研修のトレーナーをつとめると、どのような水準に達するかを宮本研が解説いたします。EBMに沿いつつも、自社製品に適した架空症例を用いて臨床思考を訓練し、医師を育成するのと同様の高水準トレーニングが実現できます。
”パッケージ型の継続教育用コンテンツに加え、製薬企業のニーズに対応したカスタマイズ型のコンテンツを用意し、医学アカデミーが運営する医療機関ネットワークを活用した製品研修を提供している。自社製品を情報提供するロールプレイから一歩進め、医師が患者の治療で抱えている問題について、MRが共有して一緒に考え、処方提案を行うことを目指したものだ。”


最新号のYakugyo Jihoに、接待規制についての医師&MR座談会が載っています。なかなか辛辣な意見が並びます。接待大好きの医師&MRによる座談会も開催すべし、という提案が面白い。すぐに実名が浮かぶ場合、あるのでは??各製薬企業のアンケート結果では、すでにやましい行為はありません、という模範的な返答ばかりですが。

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